ブルートパーズとは

トパーズとは、アルミニウムとフッ素、ケイ素からなるケイ酸塩鉱物の一種で、ペグマタイト鉱床から産出される天然石のことです。ブラジルとパキスタンなどでごく僅かに産出されるため、希少性の高い宝石として知られ、古くから宝飾品などに使用されてきました。

基本的には、無色または、黄色の色合いが多いですが、結晶構造の欠陥により、ピンク、オレンジ、橙、褐色、赤、青などの様々な色味のものが存在しています。ピンク味や赤味の強いオレンジ色のトパーズは、ブラジルのドン・ペドロ皇帝に限りなく愛され、王冠に彩られていたこともあり、皇帝を称えて「インペリアルトパーズ」と呼ばれるようになったそうです。

古代ギリシャやローマでは、トパーズは太陽や黄金の象徴でありました。昼も夜も光を放つほどの美しい輝きは、男女ともに魅了したといわれています。エジプト人からは太陽神ラーの輝かしい光を象徴する石として「太陽の宝石」とも呼ばれていたほどです。

英名	Topaz
和名	黄玉おうぎょく
石言葉	誠実、友愛、希望、成功、幸福、夢など （色味により、若干異なる）
色味	無色、青、黄、ピンク、赤、茶色、緑など
鉱物グループ	ケイ酸塩鉱物
結晶系	斜方晶系
化学組成	Cu4H4[(OH)8|Si4O10]・nH2O
モース硬度	8
主な産地	ブラジル、スリランカ、ナイジェリア、メキシコ、アメリカ、ロシア

ブルートパーズの効果・意味

ブルートパーズの石言葉には、「友情」「知性」「希望」などがあります。色の濃淡によって「誠実」「調和」「冷静」などの石言葉も加わります。持ち主の人間関係を円滑にし、人生の転機を呼び込むといわれています。判断力や決断力を高めることで成功へと導き、未来への前向きな気持ちを育むことでしょう。

ギリシャ語で「探し求める」を意味する「topazosトパゾス」が語源という説もあるくらいですので、仕事、恋愛、人とのご縁など、その人が望むもの・必要なものと出会えるように寄り添ってくれる石でもあります。

 パワーストーンは、その持ち主の精神世界に働きかけ、良いご縁を繋いだり、人生を豊かにしたりする効果が期待されています（効果には個人差あり）。