ラピスラズリとは

ラピスラズリとは、深い青色を基調とし、金色や白色の内包物が混ざり合った天然石のことです。

ラズライト（青金石）を主成分に、白色のカルサイト（方解石）や金色のパイライト（黄鉄鉱）などの複数の鉱物が混ざり合ってできており、夜空のような美しい模様が特徴を持ちます。

ラテン語で"石"を意味する「lapisラピス」とアラビア語で"青"を意味する「lazuliラズリ（青）」という言葉の組み合わせが名前の由来です。

美しい群青色は「夜空」を、散りばめられた金色は「星」を意味し、天を象徴する聖なる石として崇められてきました。

紀元前3100年頃の古代エジプト時代から、装飾品やお守りにされてきたという歴史があり、「人類最古のパワーストーン」とも呼ばれるほどです。また、ラピスラズリから作られた顔料は「天然ウルトラマリン」と呼ばれ、古くから絵画や装飾に使われてきました。その鮮やかな青色は、他の顔料では再現が難しく、高価で取引されていた時期もありました。

ラピスラズリは、１２月の誕生石です。

英名	Lapis Lazuli
和名	瑠璃るり
石言葉	真実、叡智、誠実
色味	群青色（金色や白色などの粒が含まれる）
鉱物グループ	方ソーダ石
結晶系	立方晶系
化学組成	(Na,Ca)7-8(Al,Si)12(O,S)24[(SO4),Cl2,(OH)2]
モース硬度	5.5～6
主な産地	アフガニスタン、チリ、ロシア、チリ、カナダ、アメリカ

ラピスラズリの効果・意味

「幸福へと導く石」として知られており、より良い人生を送るために、持ち主に必要な試練や経験を与え、乗り越えることで本当の意味での幸福をもたらすといわれています。

深い青の波動は雑念を鎮め、思考を明晰にするという効果があり、正しい判断力を高めたり、新しいアイデアが思い浮かびやすくするなどの働きを持ちます。勉強や仕事における、心の安定と集中力の維持に役立つことができるでしょう。

他のパワーストーンの力を増幅する効果もあるとされています。

 パワーストーンは、その持ち主の精神世界に働きかけ、良いご縁を繋いだり、人生を豊かにしたりする効果が期待されています（効果には個人差あり）。