クンツァイトとは

クンツァイトとは、リチウムとアルミニウムを主成分とする「スポジュメン」と呼ばれる鉱物の一種であり、淡いピンクやライラックピンク色を呈した天然石のことです。透明感のある優しい色合いと、見る角度によって色の濃淡が変わる特徴を持ちます。

紫外線にあてることで、しばらく蛍光し続けるという燐光性があるため、暗所の中で輝く様子を連想させ、『夕べの宝石』とも呼ばれています。その美しさは夜のパーティで身につけるのに相応しいほどです。しかしながら、紫外線に弱く、退色しやすい性質を持っているため、取り扱いには気をつける必要があります。

1902年に、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴのペグマタイト鉱床ではじめて発見された宝石で、発見者である「ジョージ・フレデリック・クンツ博士」が名前の由来となっています。

クンツァイトは、９月の誕生石です。

英名	Kunzite
和名	リチア輝石きせき
石言葉	無償の愛、純粋、可憐、無限の愛
色味	淡いピンク色やライラックピンク色など
鉱物グループ	スポジュメン
結晶系	単斜晶系
化学組成	LiAlSi2O6
モース硬度	6.5～7
主な産地	ブラジル、マダガスカル、アフガニスタン、ナイジェリア

クンツァイトの効果・意味

「無償の愛」を象徴する石として知られ、心を開き、愛情を受け入れる力を高めるといわれています。優しく包み込むような愛の力で持ち主の心を癒し、「人を愛すること」や「愛を与えること」の気づきを与える効果を持ち、純粋な愛を育むことができるでしょう。

愛への不信感を和らげ、とくに過去の恋愛で受けた心の傷を癒すとされています。感情のバランスを安定させ、後悔や不安などのネガティブな気分を取り除き、安心感を与え、再び愛する気持ちを取り戻すよう促します。 

恋愛運を上げる働きがあり、甘え上手になるともいわれています。

 パワーストーンは、その持ち主の精神世界に働きかけ、良いご縁を繋いだり、人生を豊かにしたりする効果が期待されています（効果には個人差あり）。