ブルームーンストーンとは

ムーンストーンとは、乳白色の石の表面に白い帯の光彩が浮かび上がる天然石のことです。月の光を思わせるような光り方をすることから「月を閉じ込めた宝石」ともいわれることがあります。

この石は、「フェルドスパー（長石）」と呼ばれる鉱物グループに属しています。異なる屈折率を持つフェルドスパーが石の内部で層状構造となることで、光が反射・散乱し、特徴的な青白い光を放ちします。この現象はシラー効果（アデュラレッセンス）と呼ばれる光学的現象によるものです。見る角度によって色が変わる様子が楽しむことができます。ムーンストーンは、６月の誕生石です。

ムーンストーンの中でも、白い輝きの中に青みのシラーが見られるものは「ブルームーンストーン」と呼ばれます。

英語名	Moonstone
和名	月長石げっちょうせき、月石げっせき
石言葉	健康、幸運、恋の予感
色味	乳白色（青白いシラー）
鉱物グループ	長石
結晶系	単斜晶系
化学組成	KAlSi3O8
モース硬度	6～6.5
主な産地	ブラジル、マダガスカル、インド、スリランカ、タンザニア

ブルームーンストーンの効果・意味

世界各地で月の力が宿る石とされており、神秘性の高い石です。

ローマでは「月の光」、インドでは「聖なる12宮の宝石」と考えられていました。ギリシャ語では「月」を意味する「セレネー」とかつては呼ばれていました。夜月の明かりさえあれば、ムーンストーンのシラー効果を見ることができるため、夜を見守る月に見立てて「旅のお守り」や「夜道のお守り」として使われていたようです。

心の平和をもたらし、安眠を促す効果もあり、悪夢を見にくくなるといわれています。また、「女性性」を象徴する石でもあり、感情の安定や恋愛成就、インスピレーションの強化に効果があると信じられています。

 パワーストーンは、その持ち主の精神世界に働きかけ、良いご縁を繋いだり、人生を豊かにしたりする効果が期待されています（効果には個人差あり）。